雨ニモマケズ・・・年頭所感
雑記
Ctrl+click please
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい
雨ニモマケズ 手帳より・十一月三日
宮沢賢治:作
青字の部分
とても大切なこと・・・
人はすぐに自分を勘定に入れたがる
人はすぐに忘れる
経験を生かせず
欲と我の渦巻く社会を 何とか変えたい
2014年 年頭所感 之乃丞
from 「日々考耕幸向」
- コメント
- コメントする